Argosy オーナー 坂本さん

ニューヨーク暦6年
出身:京都

おしゃれなショップが建ち並ぶイーストビレッジ。駅から10分ほど歩いた閑静な住宅街に、突如ジーンズ・リーバイス人形が入り口で出迎えてくれる、センスのいい古着屋が目に入る。置いている古着はもちろんこだわり抜いたもの。また、床はウッデイーで歩くたびにコツコツといい音がする。そういったセンスのよさだ。聞けば、やはりアメリカの大手雑誌社『Village Voice』で、"Best Men's Vintage"を受賞とのこと。

『Argosy 』
住所:428 East 9th Street, New York, N.Y. 10009
bet:ave A &1st ave

Tel: 212-982-7918

取材を終えて:
淡々としゃべるオーナーの坂本さん。物静かな感じがするのだが、何か存在感を感じさせる人物。お店はとてもおしゃれでインタビュー時雨にもかかわらずお客が次々入ってくる。「何かお勧め商品なんかありますか?
」と尋ねてみるとどこからか出してきたのは、とてもレアらしい(あまりビンテージには詳しくなくてスミマセン・・・)ジーンズやTシャツを見せていただいた。もちろんお値段もそれぐらいはるらしい。一度お店に来た際はその貴重なものを見せてもらうだけでも、得した気分かも!?





オーナーの坂本さん。店内にはいろいろ古着が置いてあります。
ニューヨークに来たきっかけは?

日本では普通に働いていたんです。バブルの追い風もあり、いい会社でいい部署に配属されてたんですよね。そこで5年間程働いていた訳ですが、先が見えてしまったというか、このままでは面白くないなぁと思ってたんです。それで仕事を辞めて、ニューヨークに行く事を決めました。ニューヨークで何か次の目標を探そうって。だから最初からお店を持つ予定はありませんでした。

何故ニューヨークを選んだのですか?
リーバイス君を後ろからみた図。リーバイス君もなかなかレア物らしい・・・
やはりこの街に惹かれたんですよね。僕は関西出身なので、仕事を辞めた後東京へも出ました。でもあまり面白くなかったと言うか、結局ここでは次の目標が見つけられないなと感じました。それじゃニューヨークに行ってみるかって。実際に来てみると、ニューヨークには色々な人がいるじゃないですか。写真をやっている人や、音楽をやっている人、それが僕にとってすごくいい刺激になったんです。それで、旅行だけじゃ物足りなくてNYに住む事を決めました。


取材班もお気に入りのシャツ。手触りがよくてアメリカでも流行っているらしい。
なぜこちらで古着のお店を持とう思ったのですか?

昔からアパレルに興味はあったのですが、それよりも自分の次の目標に最適だった、と言う事が理由だと思います。ニューヨークに住み始めてちょうど何をやろうかと考えている時に、古着の卸しををやっている友達に出会ったんです。話を聞くだけでもすごく面白くて、実際に自分でもやってみたいと考えるようになりました。その友達が帰国する際に、元々は彼が事務所として使っていここのスペースを引き継がせてもらいました。それをきっかけに今のお店を始めました。

ニューヨークの古着業界は大きいのですか?
これが超レア物のジーンズ。
そうですね。結構大きいと思いますよ。日本人の方でも古着の卸しをやっている人はいますし。一昔前に日本で古着のブームがあったじゃないですか。その時に日本から結構人が買い付けに来るようになって、そのままこちらで卸しの仕事を始めだした人もいますよね。


一番人気のロックTシャツいろいろなデザインのものがありました。

お店の事について簡単にお聞かせ下さい
基本的に週7日開いています。休みは感謝祭の時とお正月の時だけですね。アメリカ人がほとんどです。幅広い客層ですよ。若い人からお年寄りの方まで、いろいろな人が来てくれます。あとはヨーロッパ系の旅行者の方もよく訪ねてくれます。

セレクトグッズも扱っていますよね?
コノなかに知っている人がいるかも!?
はい。季節に合わせて売れるものを選んで置いています。今だとロックバンドのTシャツなんかをたくさん置いてあります。ニューヨークでは日本のような流行は無いので、何を選んで置くかって決めるのは難しいですよね。ニューヨーカーは、年齢、季節、関係なく自分のスタイル持っている人が多いですから。



受賞の連絡はいきなり電話できたらしい・・・普通すぎてすごい。
ニューヨーク生活の中で辛かった事、嬉しかった事はありますか?

辛かった事と言うのは特に無かったんじゃないかな。仕入れの時に、日本人だからって理由で高めの値段を吹っ掛けられる何て事はありますよ。でも、それも辛いと言うより怒りが沸くだけで。引いたら負けだ、っていつも言い聞かせています。喧嘩になってでも言う事は言わないと損しますから。いやな事があれば、飲み行ってストレス解消すればいいので。お酒は好きなんで(笑)逆に嬉しかった事の方が多いです。まずはいい友達に出会えた事。これは何よりも嬉しいですよね。そして仕事の面では、このお店が『Village Voice』(http://www.villagevoice.com/)で、"Best Men's Vintage"として選ばれたんですよね。ニューヨークで最高の古着ショップだって。自分のお店が認められたので、これは嬉しかったです。

最後にNY-Cafe読者に一言よろしくお願いします。


他にも帽子・バッグなどたくさんありましたよ。

ここはアメリカの中のニューヨークですが、ニューヨークって言う一つの国みたいな感じです。いろいろな人種から作り出されたいろいろな文化を感じることができまし、すごく住みやすいし、安全だし。実際来てみると日本で持ってたイメージと異なるはず。視野を広くするためにも海外で自分を試すのもいいかもしれません。ニューヨーク来た際は、お店の方にも是非寄ってください。