Wave 55 ディレクター&ヘアースタイリスト 秋元 由匡(よしまさ)さん 


 

 

 

 

出身: 日本
ニューヨーク滞在暦:

今回は、ニューヨークのミッドタウンに新しくオープンしたジャパニーズ・ヘア・サロンの「Wave 55」のディレクター&ヘアースタイリストのYoshiさんを取材してきました。日本での経験と実績の結果、NYでのヘア・サロン ディレクターという現在に辿り着いたYoshiさんの前向きで温かな人柄は、彼の手から生み出されるヘアスタイルにも反映されているように思います。

「お客様一人ひとりに本当に感謝をし、人として、美容師として役にたちたい。」と語るYoshiさんの「Wave55」は、働いているスタッフ、居心地、サービス・技術、そして価格の点で多くのヘア・サロンに不安を抱いていた記者を即座に納得させた、NYに新しく出来たオススメのヘア・サロンです。

お客様に限らず、店員にも心配りを忘れないYoshiさんのおしゃれなヘア・サロンはこちら。

    『Wave 55』

住所:1059 2nd Avenue. New York, NY 10022
    (Between 55th & 56th Streets)
電話:(212)-355-7399
(日本語で大丈夫です)
Fax:(212)-355-7466

営業時間:火曜−土曜 11AM - 8PM
       日曜      11AM - 6PM
定休日:毎週月曜日

参考:例)カット $55〜  

詳細はこちら

取材を終えて:
今回インタビューさせて頂いたYoshiさんは、本当に優しくて向上心のある方でした。「NYのサバイバル環境が好き」と言うだけあって、かなりの努力家なんだろうと思わせる前向さと「一緒に働いているスタッフと一緒に幸せになりたいです」という優しさを持つYoshiさん。普段は失敗を恐れて行きつけの美容師さんの所以外にはあまり行かない記者も、「いい美容師さんみっけ!髪を切って頂きたいなぁ。」と思ったのはいいけど、仕事に追われていた記者。その日は悔しながらにお店をあとにしました。 うぅ…っ。(S.Oshima)



NYでヘア・サロン「Wave 55」のディレクターとして働く事になった経緯を教えてください。

美容師になると志した当初は海外で働きたいとは考えていませんでした。日本で経験を積んでいた時は何よりも、とにかく一人ひとりのお客さまに対して来店して頂いた事に本当に感謝をしていました。結果的に気がついてみれば、働いていた会社で得た評価や結果が信頼と共に、海外(NY)でお店を持つという形になったということですかね。ただ、だからと言って何かが変わったというわけではなく、今まで日本でやってきた事をこちらでも変わらずに実行して頑張っていきたいなと思っています。このNYで店を持つという事は、僕の最終目的ではないので、またここで頑張って、自分の「最終目的」に近づいていければと思います。



運営・経営を受け持つYoshiさんの気持ちが
こもった明るくてきれいな店内の様子

(他の店員さんとも話をさせて頂きましたが
皆さんとても良い人ばかりでした。)

英語でコミュニケーションを図ることについて
英語はもっと出来るといいなとは思いますね。以前、海外に住んでいたことがあるので、英語でコミュニケーションを取ることはできるのですが、やはり日本人同士で話すくらい出来ると、もっとお客様の望まれていることなどが今より更に引き出せるだろうなと思いますね。
なぜ、海外でヘア・サロンを?

日本では、やればやる程、ほかと歩調を合わせられなければ潰されるという事があるんですけど、海外はそうではないですよね。僕は伸びる人を伸ばしてあげる事は当たり前だと思っています。また、それを潰す必要はもちろん無いと思っています。そういう風に考えた時に、「伸びる人をもっと伸ばせられる、もっとやりがいのある環境や場所でやっていきたい。そうしたら、それに適した環境は日本ではなくて、やるなら海外だ。」と思って決めました。


美容師であるという事に対して、何を求めていますか?

「結果をもっとシビアにみて欲しい」という事ですね。出来たらできたでちゃんと認めて欲しいし、出来なかったらできなかったで、それもまたきちんと認識して前に進むべきだと思います。


そういう点からみると、NYはサバイバル環境と呼ぶにふさわしいですよね?

そうですよね。その環境が僕には面白いんですよ。こちらでは出来ない人はサバイバルできないので、生きていけませんよね。日本では、出来なくてもそれなりに生きていけたりするんですけど、それはこちらでは通用しませんからね。出来る人は出来る分だけ認められるし、活躍できる。そんなサバイバル環境がすごく面白いと思うし、自分が望んでいる事にもあっていると思います。

NYでのサバイバル環境を生き抜くこと以外に、何かやり遂げたい事はありますか?

「NYで生き残ること」ももちろん僕にとって大切なことなんですけれども、一番はやっぱり「人間力をどこまで磨けるかという事」と、「自分が生きていく上で、いろんな世界の人をみて、自分自身がもっと役にたてるようになる事」とかですね。美容師として役にたてる事もそうなんですけど、一人の人間として役に立てることがしていきたいですね。




Yoshiさんの 大事な商売道具。
ずっしりと重みがありました。

日本で美容師を目指されている方が海外に出ていくために必要な経験や実力はどのくらい必要だと思われますか?

先人の残していった知恵というものがあるんですけど、そういうのは絶対に学んだ方がいいと思います。日本人なら日本人の髪に合った切り方などを開発して伝授されてきたものとかあるんですけど、流行などに囚われずに、「これさえ切れればいい」と思うのでなく、自分の引き出しをいっぱい持っておくことが大切だと思います。

それらを組み合わせたりして色々なヘアスタイルをつくりだす事ができますし、様々な髪質に対応できるようになりますしね。何より、それが日本人以外のお客さまが足を運んでくれる要因だと思います。ただ、それは期間などで計れるものではなくて、自分がどこまで身をもって習得していくかで左右されると思います。

常に勉強と研究ですね。

もちろんです。人に言われている事をただこなすのではなく、自分から進んでするという事。人が見つけたもので満足するのではなく、自分で研究を重ねながら、よりよい切り方やヘアスタイルの作り方を開発したり、アレンジしたりして、自分なりのカットでお客様の要望や自分の求めているものに答えていくという事には常日頃の努力は欠かす事ができませんね。


今後の目標は何ですか?
まずはお店で働いているみんなが今よりも幸せになれるようにすることですね。僕一人が幸せになるのではなくて、いいスタッフに恵まれているので一緒に幸せになりたいですね。それに、環境として人間的に成長していきあえる環境を作ること。あと、今までにお世話になった方々に対していい形で恩返しをしていけたらいいなと思います。

これからNYに来ようと思っている人へ向けて、メッセージを頂けますか?

僕は、能力があるとか無いとかは二の次だと思っているんですね。一番大切なのは、何がどれだけ出来るのかではなく、自分がどこまで個人の人格として自立した気持ちを持って、自分を信じて頑張れるかっていう事だと考えているんですよ。

相手が何かをやってくれるだろうとか、誰かが助けてくれるだろうとかっていう、他力本願で目的もなくNYに来て、とりあえず経験して帰ればいいやっていうような考えで来るのなら、来ない方がいいと思います。 逆に、自分の可能性を自分で信じる事ができて、前向きに苦労を味わいに来て、自分を人間的に成長させたいと思っている人には、ゼヒNYに来て頑張って欲しいと思いますね。


Yoshiさん、快くインタビューに協力して頂きましてありがとうございました。(S.Oshima)