日本料理屋「島」経営  島 妙子さん

NY滞在暦:36年
出身:日本

クイーンズのアストリアに数十年ある、日本料理屋「島」。そのオーナーの島妙子さんにインタビューしました。毎朝3時起きで、配達のお弁当や開店の準備をされ、自慢の味を提供されています。近所でも、評判のお店です。



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取材を終えて:
「私に、答えられることがあるかしら。」と始めはおっしゃっていたものの、これまで頑張ってこられた話をたっぷり聞かせていただけました。
お袋の味、家庭料理メニュー満載のレストラン、皆さんも一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



NYでお店を開かれたきっかけは何だったのですか?

最初はレストランはやるつもりはなかったですよ。主人が絵描きでしたから。うちが投資をしていた、NYで商売をやっていた友人に呼ばれてやって来ました。来た途端、その人が病気して亡くなっちゃたんですよ。

最初は、主人が1人で渡米していたんですけど、1年経って家族がいないと力がつかないから、来てくれないかってことになりましてね。

料亭で働いていた姉の元で、私は見習いをしていた経験がありました。主人は、NY在住で料理人をやっている友人に頼んで、無給で2年間修行して、それから、レストランを始めました。


NYには何年いらっしゃるんですか。
36年いますね。最初は、ロングアイランドにいました。アストリアに越してきて26年ですね。このお店は、3軒目で18年目です。


アストリアで最初の日本料理店ですよね。今は、寿司ブームとかありますが、当時のこの近辺の様子はどうでしたか。

当時も、日本食ブームはありましたよ。ほとんどアメリカ人で、ちょっと見て食べてみようかしらって来てくれて、おいしいおいしいって言ってくれましたよ。当時は、日本料理か、中華か、韓国料理かの区別はつかなくて、皆「あんたたちは、中華か」ってよく聞いてきて、「そうじゃないよ、日本料理だよ」、「じゃあ、日本料理はどんなのか」って聞いてきて、「とにかく食べてごらんなさい。」って答えたものですよ。
昔は、お寿司の味が口に合わなくて、全然人気はなかったですよ。チキン照り焼き、天ぷら、照り焼き醤油がなじみ深かったですね。あと、当時、豪勢な日本人パーティーを商社の人たちがやってたの。そこに着物を着て料理をしに行ったら、1日で$200もらえたの。


始められてから辛かったことはありましたか。

あ、泥棒ですね。3回入られましたよ。
このお店では、保健所の検査員を装ってやってきてね、身分証明証を確認させて下さいって言ったら、勝手にどかどかお店の中へ入って行って素早く動き回るから、下で働いている人に知らせる暇もなく、物を取るだけとって逃げられてしまったの。

 前のお店では、私が一人の時を目掛けてやってきて。銃を持ってやってきて、ちらつかせてね、「これが見えないのか」って。「それがどうしたの、見えるわよ。とにかく何でも持ってってちょうだい。あなた自分で探しなさいって。」って言ったの。私のカバンを最後に見つけちゃって、逃げて行ったの。とにかく逆らわないように対応しました。あとで、犯人は警察で捕まえたみたいです。


長年、こっちにいらっしゃいますが、日本に帰ろうとか考えませんか。
いいえ、考えていません。子供がこっちにいるから、自分たちもこっちにいてあげたいですね。


これからNYで新しく働いていこうと考えている日本人の方にメッセージをお願いします。

よっぽど頑張らないといけないですね。
NYは本当に大変ですよ。
昔みたいに甘くないですよ。

自分で責任をもって進んでいかないと、周りは助けてくれませんからね。