書道家 波多野 明翠さん

NY滞在暦:
出身:日本

日本在住の書道家、波多野明翠さん。現在、7月5日〜22日のご自身の個展のため、NYにいらっしゃっています。
古典を大事にしつつもオリジナルの作品を書き続けていらっしゃいます。NYに対するイメージ「楽」を発想豊かに表現された作品は、書道という枠を超え、アートといえます。今後、書道好きの人口を増やすことは間違いないでしょう。

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取材を終えて:
取材の当日は、前日に個展を見に来たケーブルテレビのディレクターの目に止まり、急遽、テレビ出演されたそうで、その模様が個展会場で流れていました。
ギャラリーのレセプションのため、人が次から次に入ってくる中、にNYの魅力とご自身の作品についてたっぷりとお話を聞かせていただきました。今後のご活躍が見逃せません。皆さんも波多野さんの作品を一度ご覧になって、周りの方と感動を共有して下さい。




書道を始められた経緯は?

子供の頃から習っていて、高校の時も少し行いました。書道が盛んで、書道人口も多い、春日井市で育った影響があると思います。

本格的に始めたのは社会人になってからでした。2年前に会社を退職し、その半年後に初めてNYにきました。以前は、広告代理店で働いていたんです。

書道をしていると、デザイン職だったと思われますが、営業職でした。ライフワークでその時は書いていました。



NYを目指したきっかけは?
また、NYの好きな所は?

今、1番はNYかな、と思って。前はパリと言われていたけれど、ギャラリーがたくさんあるし、新しいアーティストはNYから生まれ出ると言われるし。
今回の個展はNYでの開催が2回目ですが、NYに来るのは、4回目です。1回目はツアーに参加して、1週間ほど過ごしました。準備運動みたいな感じでしたね。
2回目は3週間滞在して、本格的に色々なギャラリーを回りました。その時に、「NY=楽しい」というイメージが自分の中で出てきたのが、原型ですね。その後、日本に戻ってすぐ、イメージを元に書き始めました。
NYの好きな所ですか、来ると、絶対ギャラリーガイトを見ながら、画廊や博物館に行きます。


2回目の個展ですが、どうですか?

前回の個展でも「楽」をテーマにやりました。(今回展示の2作品は前回の個展より) しばらくは「楽」で追求しようかと思って。どこまで続くかは分からないですが。
前回は、小さめなサイズが多かったのですが、今回は長い掛け軸サイズの物も取り入れました。
絵と違って、書道は何枚も何枚も書きますよね。とりあえず1枚よいのを選ぶけれど、だからといって他のが全部ダメというわけではないんです。
それで、他の同じ作品を「何か、もったいないなー、使えないかなー」と思ったのが始まりで、自分で破いて、他の作品に貼り付けてみました。
やってみたら、できたという偶然性のものもありますよ。
いつもリラックスして書いてます。リラックスすると、優しく、柔らかい質感が出ます。


大変だった点は?

最初、自分の思い描いた通りにならなかったです。破いたものを並べたり、背景の色を悩んだりしていました。
元々、今回みたいにアートな感じなのを書きたいと思っていました。それで、少し力を入れてみました。


夢は?

世界ですね。



波多野さんにとって、書道とは?

古典も大事で、邪道に走ってばっかりもだめ。 絵は、描いていなくても見るのが好きだから、展覧会に行く人は結構います。

書道は、面白くない展覧会が多い、面白くないから行かないって言う人が多い。行くとしても「知り合いの作品が展示されているから」くらいですかね?(笑)

でも、やはり皆さんに堪能してもらいたいと思いますね。書道というカテゴリーではなくアートとして見てもらいたいです。


これからNYで頑張っていこうと考えている人々にメッセージをお願いします。

NYはいつもワクワクする街。何やってるんだろうと思いながらも、街にいるだけで、色々な人を見るだけで楽しいです。日本では何やっても楽しいとかないですけれど。(笑)どこ行っても、パフォーマーさんとかいらっしゃるし。

書道に関してはですね、難しいと思わず、書いてみると結構楽しいものですよ。