TREND POT, INC. President/CEO 新谷哲士さん

NY滞在暦:計9年
出身:三重県名張市

NYの日系フリーペーパー“NYジャピオン”を発行するTREND POT, INC.の代表取締役社長の新谷さんにインタビューしました!
2001年にNYに会社を設立してから、ここまで順調に来たと語ってくださった新谷社長からは、ご自身の努力と会社の成長に対する自信が伺えました。

年に1つは新規事業を立ち上げるという目標を実行していると語ってくださいましたが、今年の事業はこちら!
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インタビューの詳細はこちら

取材を終えて:
今回は新谷社長にお会いできるという事で緊張していましたが、とても気さくな方で、和やかな雰囲気の中インタビューを行うことが出来ました。インタビュー中時折見せる鋭い経営者としての顔つきに威厳を感じつつも、現状に満足することなく常に新しいことに挑戦して行く姿勢にとても魅力を感じました。
NYでビジネスを成功されるヒントを少しでも皆さんにお伝えできればと思います。




NYに来られたきっかけは?

大学時代にミズーリ州立大からニューヨーク市立大に編入したんですよ。大学を卒業した後は、一度日本に帰国して就職しましたね。


日本ではどのようなお仕事をされていたんですか?

日本ではリクルート系の会社で営業も行いましたし、企画も行いました。WEBに関する仕事もしていました。


その後はどういう経緯で現在の会社を立ち上げられたのですか?

日本で働いていた会社を辞めて、ニューヨークでこのTREND POT社を立ち上げるために2001年にニューヨークに戻りました。
大学時代に住んでいたので、知っている場所という事もありましたし、大学時代、「ニューヨークには日本人のためのフリー紙がないな」と思っていたんです。
ニューヨークはLAやサンフランシスコに比べると『コミュニティを作りたがらない』『日本人同士がつるむのを良しとしない』人達が多いと思うんです。
でも、私は『コミュニティ』とは、常に一緒にいて何か一緒に行動することだけではなくて、『情報をシェアする』というのがコミュニティの本当の意味じゃないかと考えているんです。
その中で、多くの方が目にする媒体を作ることが、一つのコミュニティ作りでは無いかと考え、今の会社を立ち上げるに至りました。



何か意識していることやコンセプトはあるんですか?

新しく良いサービスが出てきたり、新しいレストランの情報など、早く皆さんに知れ渡るようになれば、住みやすい環境を作ることが出来る。
そこでNYの日本マーケットでの経済循環、またそれ以外での経済の潤い、という点において、NYの日本人が関わっていける仕事というのをどんどん作っていくことが出来ると思うんです。

ですので情報を発信すると言うのは、経済的なことも含めて、コミュニティを作っていく第1歩だと考えていますので、その点においては意識して仕事をしていますね。


2001年設立ですと9.11の影響もありましたか?

そうですね。立ち上げてすぐに9.11があって、当時はSOHOにオフィスがありましたので、立ち入り禁止区域だったんですよ。
中に住んでいる分には大丈夫だったので、私はオフィスにいけたんですが、他のスタッフは立ち入り禁止区域外に住んでいたのでオフィスに来れなかったんです。
でも、NYジャピオンは発行しなければいけない。ですのでその時期は私が編集からレイアウトから発行まで一人で行っていました。


日本でも編集やレイアウトなどのお仕事の経験はあったんですか?

いえ、ありませんでした。(笑)
でも、立ち上げ当初は私も含め4名で立ち上げましたので、各自出来ることをやろうという事で、自分でも勉強しながらフリーペーパー発行に関わる作業をすべて覚えていった感じですね。



NYでビジネスを立ち上げるにあたりご苦労とかもたくさんされたのでは?

実は、そんなに苦労していないんですよ。(笑)これはもう皆様のおかげというのもありますし、タイミングがよかったというのもあるかもしれませんが。
私自身では当たり前の事を当たり前にやっていた、という感じですね。

一つあるとすれば、会社として組織作りをしていった時かなぁ。たぶん弊社に限らずどこの企業様も同じだとは思うんですが、従業員が15名を越えたときに本格的に会社として内部の組織作りをしていかなきゃいけなくて、その時ですね。
まぁ、苦労というのは当てはまらない表現かもしれませんが。(笑)


お仕事をしていて一番充実しているな、と思う瞬間はどんなときですか?

やっぱり『NYジャピオン読んだよ。』って言われる時ですね。『この媒体のおかげで生活助かってます。仕事見つかりました。』と。
その言葉を聞くと、この仕事やってて良かったと思いますね。


NYの魅力はどんなところですか?

自分のペースで生きれることだと思います。自己責任を取れば、人に合わせる必要がない。ある意味実力主義ですよね。
他にNYのいいところって、よくアメリカは日本に比べて『サービスが悪い』とか言われるじゃないですか。でもNYはサービスをお金で買えると思うんですよ。逆にお金がなくても、ないならないで、自分を活かせる場所がある。
日本人としてもプライドを持って生きることが出来る街ですね。全て自分の責任において、自分の意思で生きていける。そういうところが魅力じゃないかと思います。


夢や目標はありますか?

そうですね。たくさんあるんですが…。(笑)
5年以内の目標で言うと会社を経営している以上、事業を広げていきたいと言うのももちろんありますし、大きくすることによってスタッフに還元していきたいと言うのもありますね。

具体的な目標で言うと、立ち上げの当初から「最初の10年間は、年に1つ新規事業を立ち上げる」と決めて動いています。
そうはいいつつも 、現在5年経過して、7つ新規事業を立ち上げているんです。残り5年でもやはり同じ7つを目標に新規事業を立ち上げたいですね。

一番新しい事業としては9月に立ち上げた海外通販サイトの“じゃがじゃがモール”ですね。
これは海外にいても日本の物が手に入る通販サイトなんですが、今までアメリカに住む日本人のためにこういうサイトってなかったと思うんです。

事業を展開してて面白いのが、物を作り出す、ということですね。人が見つけられないマーケットを見つける、もしくは作り出すというのが楽しいですね。小さくてもいいんです。まだ誰も気づいてないマーケットを見つけ出す、という事にとても魅力を感じます。


最後にこのサイトを見ている方にメッセージをお願いします。

NYはおおらかな街です。
信念を持てば変にアメリカナイズされなくても、外国人としてプライドを持って生活できる街です。ただ外国人としてこちらに来るので、人並み以上の努力をしなければいけないですが、そこが面白いところでもありますね。
是非、多くの方にNYに来てもらいたいですね。