映画監督 川出真理

川出真理さん
NY滞在暦:2年
出身:大阪

NY在住日本人映画監督の川出真理さんにインタビューしました!
今回彼女の製作した、日本とアメリカの文化の違いに着目した笑い満載ショートコメディ「PARK」が、ビッグアップルフィルムフェスティバルとクイーンズインターナショナルフィルムフェスティバルで連続上映されます。

『脚本*監督 川出真理が自らの体験を元に撮り上げたピースフルコメディ。先日行われたGIAAショートフィルム&ビデオフェスティバルでのニューヨークプレミアでは、会場が連続笑いの渦となった。
笑顔と元気をもらえる映画をお見逃しなく。出演:近藤司、アーロン*オーティング他。』

【日時・会場】
11月7日(土)5:15pm
Tribeca Cinema
ビッグアップルフィルムフェスティバル

【HP】
http://www.marikawade.com/

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NYへ来たきっかけは?

子供のころから、ニューヨークに憧れていたのでぜひ来たいと言う思いがありました。
興味のあることはたくさんあったのですが、具体的に何をやりたいかわからなかったので、ひとまず来てみようと。
自分探しの旅ですね。



NYへ来てからはどうされましたか?

最初は1996年に初めて長期渡米でニューヨークに来ました。そこで、その時に興味のあったことすべてトライしましたね。アートスクールやフィルムスクールに行って、ひとつずつ、将来やっていくことかどうか答えを出して行きました。
そこで最後に出会ったのが映画でした。ショートフィルム”UNDER THE BRIDGE”を制作、上映会で観客のあたたかい拍手を初めて経験したときにすっかり魅了されてしまったのですが、映画監督で食べて行けるとは思えず、ビザも切れ、お金も使い果たし一旦帰国することになりました。


その後、なぜまたNYに?

帰国した後、日本では映画関係の仕事を希望していましたが、偶然音楽業界でのポジションを手に入れ、コンサートやイベントのプロデューサーとしてキャリアを積みました。24時間、携帯電話を手放せない日々でしたが、とても充実していて猛スピードで過ぎていってましたね。
でも、 そんな日々の中でも映画が心の片隅にずっと存在していたことは無視できなかったんです。
2007年、周囲の反対を押し切って再度渡米することを決意しました。今度は思いっきり映画を作ろうと思って。それからニューヨークで映画制作を始め、現在に至ります。



NYの魅力的な事は?

誰にでもチャレンジする機会が与えられる、という事ですかね。
みんながお互いに協力的だと思うんです。

やっぱりNYに来る人達って、心の奥では同じ想いを持ってNYに来てると思うんです。
だからお互いコンペティター(ライバル)でありながら、協力し合うって言うのが自然に出来る街なんじゃないかなぁ。


NYに来てつらかった事はありますか?

パソコンを盗まれたときと、体調を崩して動けなかったとき、、、他にも色々ありましたけど。でもこう言った事は日本にいても同じだったかもしれませんね。(笑)

NYに来て、と言うわけではないですが、やはりアメリカに来た当初、英語力がまだまだだったころ、意思を伝えるのに時間がかかったり、間違って伝わったり、ちゃんと聞いてもらえなかったり、誤解されたりしたことは辛かったですね。海外に暮らす人は皆同じ思いを経験するとは思うんですが、コミュニケーションはやっぱり生きていく上で必要ですからね。
ただ、これはだんだん解消されます。英語力がついてきますし、自分なりの表現方法を見つけるから。



映画を作るときはどんな思いで製作するのですか?

脚本を書いている段階、撮影、編集と、それぞれ違いますが、全体を通して言えることは『この話をきちんと伝える。』と言うことです。

 

 

 


今回上映されるPARKに込められた思いは?

『自分自身でいることを大切にしよう。』

 

 

 

 

 

 

 

 



最後にメッセージをお願いします。

どんなものでもいいので、目標があるなら来たらいいと思います。チャンスが与えられるし、みんな協力してくれるから。逆に目標が定まらないうちは来ない方がいいかもしれませんね。周りの人に取り残された感じがするかもしれないですし。
私は、日本で10年の音楽業界でのキャリアがあったけれど、それを辞めてNYに来ました。10年経っても、トライしなかった過去がずっと心に引っかかっていたから。昔NYに来たときのように、やってみたいならやってみたらいい、おばあちゃんになったときに、”ああ、映画監督やってみたかったなあ。”なんて言う自分だけは見たくない、と思ったから。